退職金・退職給付引当金繰入額 [勘定科目別]

どんな科目?

退職金とは、従業員の過去の勤務に対して、その従業員が会社を辞める際に支払われるものです。
会社は、将来の退職給付のうち当期に属する部分を、退職給付引当金繰入額という費用として毎期積み増していきます。
退職金は多額なので1度に大きな費用を計上せずに済むようにこのような処理をします。
役員に対する引当金繰り入れは、役員退職慰労引当金繰入額として計上します。

実務におけるチェックポイント

①退職給付引当金の税務上の科目名は退職給与引当金となります。
②給料と同様、工場職員に対する支払いは労務費として製造間接費になります。

仕訳例

従業員に700万円の退職金を支払った。退職給付引当金残高は500万円だった。
借方 貸方
退職給付引当金
退職金
5,000,000
2,000,000
普通預金 7,000,000
退職金2000万円を2回に分けて支払った。退職給付引当金残高は0円だった。
借方 貸方
退職金 20,000,000 普通預金
未払金
10,000,000
10,000,000
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