財務諸表の分析(収益度編)/損益計算書の基礎から解説。

   
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    財務諸表の分析(収益度編)

財務諸表の貸借対照表と損益計算書を利用して、企業の収益性を分析してみましょう。

以下の、簡単な損益計算書と貸借対照表を使って分析方法を見ていきます。

損益計算書
売上高
売上原価
売上総利益
販売費及び一般管理費
営業利益
営業外収益
営業外費用
経常利益
特別利益
特別損失
税金等調整前当期純利益
法人税、住民税及び事業税
法人税等調整額
当期純利益
3,000
1,000
2,000
500
1,500
200
100
1,600
300
100
1,800
150
50
1,600

@売上高原価率
@売上高総利益率


A売上高営業利益率


B売上高経常利益率





C売上高当期利益率

貸借対照表
資産 7,000 負債 2,000
資本 5,000

D総資産当期利益率
D株主資本当期利益率
合計 7,000 合計 7,000


それでは、上記の損益計算書と貸借対照表を使って、分析をしていきましょう。

@ 売上高総利益率、売上高原価率で分析する
売上原価が正しく計上されているかどうかを見るためや、同業種他社との比較、前期以前との比較によって収益力を見るための比率に売上高総利益率売上原価率があります。
売上総利益率は売価に変動があれば変化し、原価の変動によっても変化します。その原因を売上価格にあるのか、原価にあるのかを分析するために利用します。

 ・算出式
 売上高総利益率 : 売上総利益 ÷ 売上高 × 100
                2,000 ÷ 3,000 × 100 = 66.7%

 売上原価率    : 売上原価 ÷ 売上高 × 100
                2,000 ÷ 1,000 × 100 = 33.3%


A 売上高営業利益率で分析する
売上総利益から販管費を控除した差額が営業利益です。これは企業努力の成果をしめしています。この営業利益と売上高の割合を売上高営業利益率といいます。当然この数値は高いほど良いと判断できます。

 ・算出式
 売上高営業利益率 : 営業利益 ÷ 売上高 × 100
                  1,500 ÷ 3,000 × 100 =50%


B 売上高経常利益率で分析する
営業利益から営業外損益を控除した差額が営業利益です。これは会社の真の収益力を表します。この経常利益と売上高の割合を売上高経常利益率といいます。当然この数値も高いほど良いと判断できます。

 ・算出式
 売上高経常利益率 : 経常利益 ÷ 売上高 × 100
                  1,600 ÷ 3,000 × 100 =53.3%


C 売上高当期利益率で分析する
当期利益と売上高の比率を表します。この比率は臨時的な損益である特別利益や特別損失を含んでいるので、誤った判断をしがちなので、特別損益の項目をじっくりと吟味したうえで、判断していく必要があります。

 ・算出式
 売上高当期利益率 : 当期利益 ÷ 売上高 × 100
                  1,600 ÷ 3,000 × 100 =53.3%


D 総資産当期利益率、株主資本当期利益率で分析する
より少ない資源でより大きな効果を生むことは望ましいことです。同じ利益を上げるなら使用資本は少ないほどよく、効率経営を意味します。その総資本によって生み出された利益の関係を見るのが総資産当期利益率(ROA)です。これには他人資本も含まれますので、これを排除したのが株主資本当期利益率(ROE)です。数値が高い方が効率が良いことを意味します。

 ・算出式
 総資産当期利益率    : 当期利益 ÷ 総資産 × 100
                  1,600 ÷ 7,000 × 100 =22.9%
 株主資本当期利益率   : 当期利益 ÷ 自己資本 × 100
                  1,600 ÷ 5,000 × 100 =32.0%



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