日本と国際会計基準(IFRS)の主な違い

日本と国際会計基準の主な違い

項目 日本基準 国際会計基準(IFRS)
利益 経常利益がある 日本の経常利益に相当する項目なし
M&A ①資産評価 相手会社の資産を簿価評価で引き継ぐ例外処理が存在 必ず時価評価
M&A ②のれん代 20年以内で定期償却 定期償却せず、減損処理
年金資産 積立不足は一定期間で費用処理 積立不足を貸借対照表に反映
在庫評価 後入先出法の採用可能 後入先出法は禁止

国際基準ではM&Aで発生する「のれん」の償却がないため、M&Aがやり易くなりますね。

年金の積立不足の処理でも違いがある。日本では簿外のまま一定期間で償却する。対して国際基準では即時に貸借対照表に反映する処理が主流。損益計算書を通さずに自己資本を減らす形になるため、財務内容が悪化する企業が出てきそう。

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