修繕費と資本的支出

法人税関係でよく問題になるのが、修繕費資本的支出の問題です。
わかりやすく言えば、建物関係で支払ったものが費用にできるのか、できないのかということです。

費用になればその分税金が少なくなるわけですから、会社としては修繕費にしたいということは言うまでもありません。

資本的支出とは、固定資産に支出する金額のうち、固定資産勘定に計上されるものをいいます。
これに対して、固定資産に支出する金額のうち、修繕費として費用処理するものは収益的支出といいます。

それではどうやって、修繕費なのか、固定資産なのか、を区別するのかというと、「建物の価値が上がるかどうか」ということが基本になってきます。

修繕費=現状の回復
固定資産=その修繕によって固定資産の価値が上がるもの

ただし、実務上では60万円未満の費用はよほどでない限り、自動的に修繕費となるケースが多いようです。

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