心に残った本田宗一郎の言葉集

心に残った本田宗一郎の言葉集

「上のほうにいつも年寄りばかりいてはいけない」

上のほうにいつも年寄りがのこっていたら、今の日本は無かった。
だから、日本がこのまま年寄りがいつまでも頑張っていたら、どんどん進む世の中に年寄りが大きなブレーキの役割を果たしてしまうのではないか。
老人ばかりの世の中になったら日本はまた近いうちの没落するでしょう。

「伸びる時には必ず抵抗があるが、自信を持って真正面からぶつかって戦え」

わたしは自動車屋としての自信や誇りを持っている。
自動車の技術屋であり、オートバイの技術屋であったのでよりベターな選択が出来る。
自分の商売を官庁にまで指導されるようならやめてしまったほうがいい。

「難しくて骨を折るから早く知恵が出る」

まず簡単なところからいくという方法もある。
しかしどうせやるなら一番難しいところへいって、そこにはどういうものがあるのか骨身にしみて覚えようという考え方です。
やさしいところからだといつも、手習いしていることになる。

「若さというのはやり直しがきく」

年寄りになって冒険をするとやり直しがきかないから、どうしても中へこもりがちになる。
そういう意味でも若さというものに非常に大きな魅力を感じている。
自分の経験論で、そういったことは危ないとか若者の足を引っ張るような年寄りにはなりたくないな。

「やっぱり好きこそものの上手なれです」

好きこそものの上手なれというのは、未来にも続く基本の理念ではないでしょうか。
策では絶対に大きくなれない。
いっぺんは膨らむかもしれないが、中は空気ばかりで炭酸入れて膨らませたようなもんです。
自主的に働くのと、命令されて働くのとでは全くちがう。

「人間、着陸が大事」

人間にとって大事なのは着地だね。
豊臣秀吉の晩年ほど嫌いな人はいない。
秀吉の晩年は側近政治をやり、無益な対外戦争をしかけ、養子の秀次を自殺に追いやり、千利休を切腹させ・・・晩年の秀吉は0点。
うちのオヤジは一介の職人だったが着陸だけは立派だった。わたしも、あぁいう風になりたい。

「家族の人間をとくに可愛がる人は、他人にはきつい人だ」

肉親の情というけれど、ウチの人間をとくに可愛がる人は、他人に向かってはきついですよ。
何かあっても他人には鈍感だったりする。
人を可愛がる能力なんて容量が決まってるんですよ。

「夢を食って生きてきたみたいだ」

今だって他人が見たらあの野郎、相変わらず夢ばかり追いかけてる、と思うだろうけど、俺が見る夢は必ず実現する夢ばかりでね。
俺はやっぱり技術屋だから、実現可能な夢じゃないと嫌なんだ。
考えてみるとオレは夢を食って生きているみたいだ。

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