法人税は、決算で計算された利益に、税率を乗じて計算されれば楽なんですが・・・
実際は決算で計算された利益に、ある項目を加減算して課税所得を算出し、その課税所得に税率を乗じて計算されるんです。
ちょっとした例をみてみましょう。
決算書
売上高 10万円
交際費 1万円
通信費 2万円
交通費 2万円
利益 5万円
上記の決算書では、収入10万円で費用が5万円だったので、利益が5万円になりました。
この利益5万円に例えば20%をかけて1万円と法人税を計算できないのです。
税金計算のときは、この利益5万円の中の「交際費」は費用として認めませんよ!となります。
「税金を節約するために無理やりお金を使ったでしょ?」って言われるわけです。
なので、
利益 5万円
費用として認めないもの +1万円
課税所得 6万円
この6万円に例えば20%をかけた1万2,000円が法人税になり、さきほどの税金より2,000円増えましたね。
こういった具合に、法人税は計算されます。