どの経理ソフトを使用するかは、会社の規模に依存すると思います。
中小ならまずは「弥生会計」などの市販の会計ソフト、大企業なら会計システム、特にIT系の大企業なら自社製の会計システムをテストドライブ的に使用するのではと考えます。
私が以前勤めていた会社は、某ICT(CはCommunicationです)系企業の子会社でした。
私は、経理業務に携わっていませんでしたが、勤務管理で使用している勤怠システムは、当該の企業グループで使用しているシステムでした。
私が、起業して一人社長となった時、「さて会計ソフトは何にしよう?」と考えました。
現在の中小企業向けの会計ソフトの種類には以下があります。
- パソコンにインストールして使用するタイプ(例:弥生会計)
- パソコンにインストールしないクラウドタイプ(例:弥生会計オンライン、free)
- Microsoft Excel
Excel
Excelのマスター級の方なら、Excelで頑張る方法もありますが、普通のExcelの使い方ぐらいの知識の方は止めておいた方が良いでしょう。
法人の場合、最終的に必要となる決算書を作成できればいいのですが、決算書の作成までの作業をExcelで行う時間があるのであれば、経理以外の業務に回した方が良いです。
オンプレミス(インストール型ソフトウェア)
私の会社では、メインにMacを、どうしても必要な場合にMac上の仮想デスクトップ環境(Parallels Desktop)で構築したWindows環境を使用しています。
弥生会計のように、いわゆるオンプレミスのソフトの場合、まずハードルとなるのがOSです。
弊社では、Windowsのみサポートのソフトは除外しました。できるだけ仮想デスクトップ環境を使用したくなかったからです。
Parallels Desktop を使用すると、Linux系のOSならまだしも、Windowsは動作が「もっさり」なので使いたくなかったわけです。
クラウド
クラウドタイプの場合も同じく対応OSのハードルがありますが、よほどのものでなければ、Macに対応しているようです。そうでなければ、クラウドとは言えませんね。
次に考えるのは、操作性です。簿記の知識が必要かどうかです。
私自身は、簿記の知識が必要であったとしても問題ないのですが、多くの起業家は簿記を知らないでしょうから、ポイントの一つとなります。
さて、最も考慮しなければならないのは、コストです。
安いに越したことはありません。ただし、安さにこだわって、必要な機能がないというのでは採用できませんね。
総合すると現時点ではクラウド会計ソフト
弊社は、いろいろ勘案した結果、あるクラウド会計ソフトを利用しています。
選択には、ネット上での評価も参考にしましたが、お試し利用できるものであれば、試してみるのが良いでしょう。
一度そのソフトに決めると、他のソフトに移行するには障壁ができる(面倒になる)ので、決定は慎重にされると良いでしょう。
弊社が利用しているクラウド会計ソフトは、簿記の知識が不要と一応歌っています。
しかしながら、おそらく他のソフトでも同様と思いますが、「仕分け」くらいは自分でできる知識がないと後で困ります。
私の場合、「役員借入金」と「立替金」の意味を混同していて、後で修正しました。
ちなみに、この間違いの指摘は、当該のクラウド会計ソフトのチャットサポートで教えてもらいました。
IT技術者としての私から言わせていただければ、今後オンプレミス(インストールするタイプ)の会計ソフトは無くなっていくと考えています。
理由は、コストメリットです。
ただし、会計ソフト企業に多くの重要な情報を提供することになりますから、リスクがオンプレミスより高いということは認識しておくべきです。