国際会計基準(IFRS)導入による、企業にとってのプラス面とマイナス面のまとめ
プラス
- M&A後にのれん代の償却がない → 年々の費用負担が減りM&Aがし易くなる
- 海外企業との比較が容易になる → 国際的に適正な株価評価により投資家拡大につながる
- グローバルに資金調達機会 → 資金調達コストの削減
マイナス
- 買収先企業の収益の悪化によるのれん代の減損処理 → 償却していないため一時に多額の損失
- 年金の積立不足の発生は即座に貸借対照表に計上 → 自己資本が急減し財務悪化の可能性
- 「包括利益」の表示を要求されるおそれ → 保有株の株価など一時的な要因に利益が左右される
包括利益 = 長期保有する株式やデリバティブなど金融商品も時価評価して利益に含めた利益