貸借対照表(負債の部・純資産の部)を各項目別にみてみよう

貸借対照表(負債の部・純資産の部)を各項目別にみてみよう

それでは、貸借対照表の右側(負債の部と純資産の部)を少し細かく見ていきましょう。
負債には大きく分けると、流動負債、固定負債があります。

負債は違う言い方をすると他人資本と言われ、純資産の部は自己資本と言われます。
簡単な表(貸借対照表の右側のみを表示)を使って少し細かい部分の説明をしていきます。

貸借対照表(負債の部・純資産の部)各項目の説明

貸借対照表
(流動負債合計)

支払手形及び買掛金

短期借入金

未払法人税等

未払費用

その他流動負債

(固定負債合計)

長期借入金

退職給付引当金

(1,000)

500

300

100

50

150

(500)

300

200

(純資産の部合計)

資本金

資本剰余金

利益剰余金

(5,000)

2,000

1,500

1,500

負債及び純資産合計 6,000

解説

(流動負債)・・・1年以内に返済期限の到来する負債のことです。

支払手形及び買掛金・・・仕入れ等に対して払うお金で、未支払い分。支払手形や買掛金を合わせて買入債務と呼びます。

短期借入金・・・1年以内に返済予定の借入金です。

未払法人税等・・・法人税や事業税などの税金の未払い分です。

未払費用・・・給料や通信費、広告費などの費用の未払い分です。

その他流動負債・・・その他の重要性の低い負債。

(固定負債)・・・返済期限が1年を超える部分の負債のことです。

長期借入金・・・返済期限が1年を超える部分の借入金のことです。

退職給付引当金・・・従業員の将来の退職金支払いの為に必要な金額を負債として表示します。

(純資産の部合計)・・・資本金や剰余金などで構成されます。自己資本のこと。

資本金・・・株主が出資した資金

資本剰余金・・・株主からの出資額のうち資本金に組み入れなかった部分等です。

利益剰余金・・・会社の利益の社内留保分で配当可能なものです。

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