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売掛金の残高が相手先と合わない時の対処法

売掛金の残高が相手先と合わない時の対処法

売掛金が相手先と合わない原因

自分の会社の債権残高と得意先の債務残高が一致しないということはよくあることですよね。
これは当然一致していなくてはいけませんけど、お互い人間だからミスることはあります。

主な原因としては、自社の売上計上漏れ、得意先の一方的な条件外値引き、入金の際の端数切捨て、振り込み手数料の差し引き、営業上の作為的操作、架空売上、得意先の買掛金の計上漏れ、伝票の記入ミス、受注締め後の金額の差異などさまざまです。

売掛金管理の方法

ここでは、売掛金管理の方法を紹介します。

1.チェックシートの作成

当月の売上金額、受入金額、売掛金残高がわかるような得意先元帳照合表(チェックシート)を作成する。

2.得意先元帳と総勘定元帳の確認

得意先元帳を集計して、総勘定元帳と一致しているかの確認。

3.違っている場合は伝票からやり直し

異なっている場合は、伝票からの転記ミスはないか、計算ミスはないか、仕訳は正しいかを確認します。

4.残高確認書の送付

得意先に売掛金の残高確認書を送付します。
これは残高の不一致の原因を究明する目的もありますが、相手側にこれだけの債務があるんだよと認識させる意味もあるんです。

もし、この残高確認書で自分の会社の債権残高と得意先の債務残高が不一致だとわかった場合は、取引ごとに伝票までさかのぼって原因を調査していくことになります。

売掛金の入金不足を放置しておくと小さな金額でも期末には多額になっていることもありますのでしっかり管理していきましょう。

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編集部
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