キャッシュフローとは?
キャッシュフローとはお金の流れのことです。
商品などを売り上げて、お金がはいってくれば入り(キャッシュイン)となりますし、経費や資材などを現金や預金から支払えば出(キャッシュアウト)となります。
しかし、商品を掛けで売り上げただけでお客様からその金額を回収しなければ、キャッシュフローの増加とはなりません。
常に現金での支払いや入金が起こることをキャッシュフローといい、貸借対照表の現金・預金勘定の金額のプラス・マイナスで表現されます。
そしてこの最終的な現金・預金残高のプラス・マイナスに至る経緯を表現し、期末の残高を表示したものが、キャッシュフロー計算書と呼ばれているものです。
家庭でつけられている家計簿にとても近いものがありますね。
キャッシュフロー計算書とは?
キャッシュフロー計算書とは、資金の流れを表すもので、年度の初めにあったお金が年度の最後にはいくらになっていたのかという、現金の出入りを計算したものです。
直訳すると、キャッシュ(お金)・フロー(流れ)なので、そのままの解釈でいいですね。
資金というのは、現金+現金同等物のことで、現金同等物とは、当座預金や普通預金などの銀行預金や郵便貯金などのことです。
定期預金などの場合、預け入れ日から満期までが3ヶ月を超えるものは現金同等物とはならない事に注意しましょう。現金同等物は、あくまでも流動性の高いものである必要があります。
キャッシュフロー計算書の構成
キャッシュフロー計算書はおおまかには以下のような構成でできています。
キャッシュフロー計算書 |
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Ⅰ.営業活動によるキャッシュフロ- Ⅱ.投資活動によるキャッシュフロ- Ⅲ.財務活動によるキャッシュフロ- 現金及び現金同等物の期首残高 現金及び現金同等物の期末残高 |
計算式で表すと、営業活動によるキャッシュフロ-の合計+投資活動によるキャッシュフロ-の合計+財務活動によるキャッシュフロ-の合計+現金及び現金同等物の期首残高=現金及び現金同等物の期末残高 となります。