裏金とは?
裏金(ウラガネ)とは会社の帳簿にのっていないお金のことです。ウラ金づくりは今でも多くの会社で行われているものと思われます。
もちろん良くないことです。
その一般的な手口としては以下のようなものがあります。
売上を除外する
商品を売上げて入金があったのに、帳簿にのせずお金を懐に入れるようなことです。
相手方の帳簿には債務が記録されていますので、調べられればすぐにばれてしまいます。
相手との共犯で、相手方の帳簿にも記録されていない場合はばれないの?と思われがちですけど、相手方は現金や預金が減って、こちら側は商品が減っているわけですから実際のモノと勘定が合わなくなってしまいますね。
カラ出張
出張をすると見せかけて実際は何もせず、その支出するお金を懐に入れるというウラ金作りの常套手段です。
これも出張した際の領収書が存在しないため、税務署や会計監査などで調べられると簡単にばれてしまします。
ウラ金づくりの代償
どんな手段でウラ金を作ったとしても、税務署の調査などはそういった視点から調査にくるのでほとんどの場合がばれてしまうと思った方がいいでしょう。
税務調査官はそういった企業のウラ金作りの手口は全て把握しているのですから。
結果的にそれがばれることになると、取引先に税務署の反面調査が行われ、迷惑をかけることになり完全に信用を無くしてしまいます。
さらに、法人税や所得税、重加算税などの税金を支払わなければなりません。
取引先などのウラ工作資金としてどうしても必要ならば、自ら損金否認の処理をして、お金を表にだすようにしましょう。